国際バカロレア(IB)は、国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラム。
IBのディプロマ資格試験に合格すれば、世界の大学入学資格と同等の資格が認められます。
この資格を利用したIB入試を導入している大学は、世界だけでなく日本国内でも増えており、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学をはじめ、全国78大学(2024年1月時点)で導入。その数は年々増えています。
IBプログラムは世界160の国・地域、約5,800校において実施されており、日本でも文部科学省による推進のもと、多くの学校で導入が進められています。
(参考)日本国内の国際バカロレア認定校等数:241校(2024年3月31日時点)
PYP 認定校 63校 候補校 46校
MYP 認定校 39校 候補校 16校
DP 認定校 68校 候補校 8校
CP 認定校 0校 候補校 1校
*上記はIB認定校等を学校・プログラム単位で数えたものであり、IB機構が公表している校数とは異なる。
また、IBでは年齢に応じて、以下の4つのプログラムを提供しています。
・PYP(Primary Years Programme):3-12歳
・MYP(Middle Years Programme):11-16歳
・DP(Diploma Programme):16-19歳
・CP(Career-related Programme):16-19歳
IBが提供する教育プログラムは、日本における知識詰め込み型の受動的な学びではなく、生徒主体で授業が展開されていく、探究型学習です。
生徒達の深い学びへとfacilitate(手助け)する先生達に求められるスキルは高いですが、IBではワークショップ(トレーニング)が充実しており、先生達は日々スキルを磨いています。
また、IBスクールでの就職を希望する教職員は、IBの理念に賛同している人が多く、先生たちの意識と熱意が高いのが特徴ですので、同じ理念への想いを一にする仲間と共にスキルを向上する環境としては、IBスクールは魅力が高いと言えます。
上記はあくまで、一般的な傾向としての話ですので、スクール全体としてIBへの理解と熱意があり、生徒達へのより良い教育の提供のためのIB導入なのか、それとも、ただ単にマーケティング上の理由での導入なのか、そういった事情によって、子どもたちが日々学ぶ環境、および教職員の日々働く環境が素晴らしいものであるかは、慎重に見極める必要があります。
本記事では、大阪府大阪市のIB(国際バカロレア)認定校と候補校の一覧を紹介します。
各スクールのHPへのリンクを貼っていますので、ぜひチェックしてみてください。
※各スクールの求人情報や掲載は、インターナショナルスクール専門求人サイト【School Job】もぜひご利用ください。
国際バカロレアIB認定校
Osaka YMCA International School
住所:大阪府大阪市北区中津6-7-34
プログラム:PYP(幼児~小学生、2012年認定)・MYP(2021年認定)・DP(2021年認定)
設立年:2001年
種類:非一条校
Abroad International School – Osaka
住所:大阪府大阪市西区北堀江1-3-2 ビーイング四ツ橋ビル6F
プログラム:PYP(幼児~小学生、2019年認定)・MYP(2024年認定)
設立年:2006年
種類:非一条校
大阪女学院高等学校
住所:大阪府大阪市中央区玉造2-26-54
プログラム:DP(主に日本語で実施、2018年認定)
設立年:1884年
種類:一条校
水都国際中学校・高等学校
住所:大阪府大阪市住之江区南港中3-7-13
プログラム:DP(主に日本語で実施、2020年認定)
設立年:2019年
種類:一条校
国際バカロレアIB候補校
One World International School Osaka
住所:大阪府大阪市生野区舎利寺3-1-39
プログラム:PYP(幼児~小学生)
設立年:2023年
種類:非一条校